2019年11月7日木曜日

逸翁美術館 2019年11月24日(日)14:00~

ギャラリートークvsトーク 

大学院生と美術館館長

11月24日(日)14:00~15:00 逸翁美術館展示室

京都大学大学院 美学美術史学専修 仁方越洪輝氏
公益財団法人阪急文化財団 理事・館長 仙海義之

※聴講無料、予約不要 要当日観覧券

私のコメント

大学院生と館長のギャラリートークというのは珍しい。私はこれまで開催されたという話を聞いたことがない。
小さい美術館だからできる面白そうな企画だと思う。

現在、開催の展覧会は、「画家「呉春」―池田で復活(リボーン)!」
ポスターは、次のとおりで、映画『ゴジラ』をパクってます。

そんなパクリが許されるのは、ゴジラの制作が東宝で、東宝を作ったのが、「逸翁」小林一三だからでしょう。

小林一三の偉大さは、ネット検索でも十分理解できますが、
鹿島茂『小林一三 - 日本が生んだ偉大なる経営イノベーター』が随分面白い。

逸翁2019展示3_B2_0419

2019年11月6日水曜日

大和文華館 「風景画として見る境内図 ―歩く眼、佇む眼」11月10日(日)

2019年11月10日(日)14:00から 講堂にて

「風景画として見る境内図 ―歩く眼、佇む眼」

国立国際美術館館長 山梨俊夫氏

講演は無料(入館料は必要)、先着順
https://www.kintetsu-g-hd.co.jp/culture/yamato/exhibition/seiikinobi.html

私のコメント

講演者は、現代美術の国立国際美術館の館長なので、東洋古典美術の大和文華館には意外な人選だと思ったが、
『特別展 聖域の美―中世寺社境内の風景―』の講演会で、氏には、風景画の分厚い3分冊を書いておられる。(風景画だけでこれだけ書けるのか・・・・)

また、氏は、全国美術館会議の副会長であり、かのあいちトリエンナーレのあり方検証委員会の座長という大役を務めた。

あいちトリエンナーレの(裏)話が聞きたいがその話は出ないだろう。

講演は一度聴講したことがあるが、わかりやすい説明力。
展覧会自体が地味なので、大物をブッキングした感じかなあ。

オススメです。

2019年11月5日火曜日

大阪歴史博物館2019年11月23日「仏像 中国・日本」展のできるまで-美術館で仏像を観ること-」「大坂の天文学者・間重富-重文資料から業績を読み解くー」

11/23(土・祝)13:30~16:00(開場13:00)

前半「「仏像 中国・日本」展のできるまで-美術館で仏像を観ること-」

担当:齋藤 龍一(大阪市立美術館学芸員)

概要:各地のお寺や博物館・美術館から仏像が出品される展覧会はどうやってつくられる?
2019年10月12日から12月8日まで、大阪市立美術館で開催される「仏像 中国・日本」展を中心に、仏像展ができるまでの舞台裏と、「美術館で仏像を観ること」の意義についてお話しいたします。

後半「大坂の天文学者・間重富-重文資料から業績を読み解くー」

担当:嘉数 次人(大阪市立科学館学芸員)

概要:江戸時代の大坂で活躍した間重富は、質屋を営みながら高度な研究を行った、近世日本を代表する天文学者です。その多彩な活動の様子を、2016年に国の重要文化財に指定された、間重富関連資料から読み解いていきます。

要予約 無料
https://www.kokuchpro.com/event/07cab484e771060c83fcd22e669e963f/

私のコメント
前半は、少し変わった仏像展がどのように作られたのか?
製作者側から聞くことができそう。
後半は、江戸中期の大坂の豪商の六男にして、天文暦学者。
月食を10回も記録しているが、どのようにしてその日時を知ったのか??

大阪市立美術館 2019年11月9日 「中国仏教彫刻史をめぐって」

◆2019年11月9日(土)午後2時~午後3時30分(午後1時30分開場)
テーマ「中国仏教彫刻史をめぐって」
講師:齋藤龍一(大阪市立美術館 主任学芸員)
定員:150名 会場:美術館1階講演会室
申込不要、当日先着順、聴講無料。ただし、当日の本展観覧券が必要です。
https://www.osaka-art-museum.jp/sp_evt/butsuzo#cnt-4

私のコメント

「仏像 中国・日本」展は、良い展覧会です。有名な仏像は出ていませんが、至近距離でじっくり見れます。

仏像ってこんなに面白かったんだと思わせます。

例えば、福井県立若狭歴史博物館『木造 迦樓羅立像[烏将軍]』は、県外初出品とのことですが、なんと、この像は、赤い布に巻かれて海岸に漂着したとのこと。

それにしては、鮮やかな色が残ってます。

京都、奈良の有名仏を並べた東京の展覧会を嘲笑うかのような展覧会です。

二階の常設展も必見。じっくり見るには三時間くらい必要でしょう。